― 執務室 ―[シロウの言葉に、先程からだらりと垂れ下がったまま動かない彼の左手を見て>>579]ふむ、外傷もないようだが……、魔法弾か?[と確認をする。シロウなら大言壮語ではなくそれだけの働きをできる実力はあるだろうが。それとて魔法弾の脅威の前には……と思わなくもない。視界の端ではディークが鋭い目つきになっているのが見て取れた>>591]