― 滑走路 ―[騎馬は牙の如く、敵歩兵を噛み切らんと互い違いに進路を取る。その最中、騎馬へ射掛ける矢の存在を視界に入れ、ソマリはやや驚きの色を浮かべた]弓兵っ…!まだ動けたのか![思わぬ一手に動揺を見せたが、その効果が薄いと知れば一度深呼吸することで心中を落ち着ける。やがて、騎馬《牙》の蹂躙に耐え切れなくなった敵歩兵が数を減らして行き───]