さてさて。お次はどちらが勝つかの賭けだよ。こちらは負けた方がペナルティだからね。[そう言ってテオドールは賭けの胴元を始める。とは言え、金銭の類を賭けるのではなく、掃除やら何やらのちょっとした罰ゲーム的なものだ。尚、自分が胴元をやることでテオドールは賭けには参加せず、ペナルティも受けないという寸法だ]今回はどうしようか。…そうだな、タクマが歌いだしても逃げないこと。これにしよう。[うんうん、と頷くテオドールを余所に、賭けに参加する者達から悲鳴が上がった]