少女 リーザ

［彼女が村を離れてから数年経った村は
　所々変わっていたと思う。
　だから、暇さえあればリーザはカタリナを連れ出して
　リーザが育てている庭のお花を見せたりとか
　手伝いを始めたレジーナの宿での失敗談とか
　一時期どハマりしていた、
　食べ物と食べ物を一緒に食べて
　新たな可能性を探る遊びとか
　食べ物で遊んじゃいけません。
　もういろんなことをしたものだ。

　降りられなくなった屋根の上でだって>>719
　カタリナがいたからこそ乗り越えられたんだ。

　忘れるわけないよ。
　取り合った手のひらから伝わる温もりを。
　2人を包み込む、満点の星空を。］