{粉末の薬を呼吸に合わせて鼻先にかけてやると、ダーフィトの呻き声が聞こえた。口を開かせ、薬を10錠ほどざらっと入れる] ………ぅ。………ッ、げほっ。[認識したようなので、次は水を投入する。かなり苦しそうだが、さほど暴れもしない。こうなっている時は手を動かすのも億劫らしいので、暴れたくても叶わないだけかもしれないが。強く擦った彼の喉が、嫌な音を立てて引き攣った。飲み込めたのだろう]