[今起こしますから、と少尉に頭を下げ、ダーフィトの胸倉を掴んで揺すりあげる] ――……中尉、ダーフィト中尉!!! 起きてください!! あんたが呼んだんでしょう!?[寝台の端っこで伸びている中尉を揺すりつつ。彼の傍に転がる鞄に目をやった。そこに薬が入っている事を知っている。ダイイングメッセージを書く被害者のように、頑張って鞄の所まで移動して、力尽きたのだろうか]