― パーティの後・自室 ―[沢山の人と話をし、ダンスをし、笑いあった。美しい花火と美味しいケーキ。ふわふわと楽しい時間は、早く過ぎるもので。自室に戻ってくると、僅かに疲労を感じた。まだ楽しさの余韻は残っており、それが余計に淋しさを抱かせた] プレゼント、喜んでくれるといいけど。 [そう呟いて机に目をやると、一冊の本が目に入った。1か月前くらいに、トールから借りた医学書だった]