[真坂ドレスの形状が気に入らないのだと思われているなどとは露程も思わない。
更に、真坂真祖手ずから朝なべして縫ったなどと思うはずもない。
上等な生地に繊細に仕立てられた飾りといい、多趣味多芸にも程がないか真祖。]
そりゃあなたは気にならないかもしれないけどね!?
そ、それは、あなたがあんなことするからだろう!!?
[メイド服で飛び出して思いっきりディークに突っ込んで抱きとめられたのを思い出して色白の頬が羞恥に染まる。]
〜〜〜…ッ!
ああもう!!
[不機嫌になった様子に、命令が覆らないことを知る。
勝手に着替えようにも、クレステッドと自分ではサイズが違いすぎたし、諦めるよりなかった。
不貞腐れてぼふ、っとベッドに倒れ込むと、柔らかな枕に顔を埋めた。]