― 帝国前進拠点・執務室 ―
[ >>721 魔石絡みの話かもしれない、との言葉には黙って頷き。
――ステファン……トライブクラフト伯襲撃事件については
当然、ノトカーの耳にも入っていた。
だからこそ、ウェルシュの前で、魔法石に関する話は
慎む傾向にあった。
執務室に入れば、懐かしい人の姿が現れる。
敬礼と挨拶をして中へと進めば、トゥーレーヌ准将は
思いのほか砕けた口調で。>>725 ]
カスパル大佐から話は伺っております。
こちらこそよろしくお願いします。准将。
[ 目の前のリエヴルは、かつての学友を前にしているせいなのか
多少落ち着かない様子に見えた。
――それがかえって心を感じる、信頼できる人物だ。と思えた。 ]