― 氷の橋を渡り終えて ―
[実行部隊とは別に。
彼らが帰ってくるのを待つ部隊とともに、橋の袂へと待った。
そして、自分も橋の渡り心地を実感するために、橋を渡った。否、がっちり右と左に支えてもらって渡らせてもらった、が正しい。
技官らは運動神経がかわいそうなことになっているレイブンウッド主席代理の扱いを実に心得ていた]
……アイゼンシュタイン少尉。
[嘗ての教え子の名を呼ぶ。
講義の時と同じような口調で、氷の乙女について説明する]
すごいだろう。紙と、インクの材料と、そして原版があれば。
誰だって冷気の魔法陣を描き、使用することができる。
貴官は、どのように使ってみたい? この魔法を*