……あ。
[レポートの最後の方。重ねられたレポートを見つける。優等生らしく揃えられた文字>>442と、二枚重ねてホッチキスで止められたレポート>>417>>458]
申君、溶けこむようになったよねぇ。
[一年の頃から素行が悪く、織江と並んで叱っていたことを思い出す。一時は二人で喧嘩をし、職員間で退学の話まで上がっていたのではなかったか。
彼が丸くなったのはいつからだろう、とペンを片手に考える]
保護者が出来た…から?
[修学旅行も皇君がいるから安心ですねぇ、と笑っていた同僚達。一因にはなっているのだろうが、単にそれだけでは無い気がして]
深くは、考えられないかな。
[おたべの案内を見ていたらお腹が空いてしまった。申君ズルいです、と呟き梅のおにぎりを囓る]