[リエヴル・ド・トゥーレーヌ。敵将となったその人の名をフレデリカの口から聞いたものだから、頭は一瞬だけ、過去の記憶に飛んだ。]― 回想:在学中―[8年前。トールやジェフロイ、ディークの卒業パーティで約束をした通り、士官学校在学中、何度かの手合わせの機会をリエヴルは設けてくれた。卒業までの1年間限定の、稽古の場。好敵手として肩を並べた、カレルと一緒に。]