― 回想・休暇中東寮 ―
そう、あれ。
これだけ精巧に記録の取れる魔器があったなんてね。
お邪魔します。
[嬉々とした友人>>743に招き入れられ、他と少し作りの違うその部屋に上がりこんだ。
魔器より火器に興味を示していたのは触れたことがなかったから。魔器については士官学校に上がる前から知識を持たされていた。
そんな自分でも興味を惹かれるほどヴィンセント>>742の知識は深くて。整備実習で同じ班になった時には少々箍が外れてしまった。互いに帝国の人間であるともそれとなく知れただろう。
けれどそんなのは関係なくただ楽しかった。楽しかったからそれ以降も何かと寄り合うように>>742なった]
僕の部屋でも良かったのだけれどね。
シェットラントもいるなら、今日のは一緒に楽しめるから。
ステファンには先に見せてきてしまったよ。