人狼物語−薔薇の下国

263 修学旅行試験


皇 大河 タイガ

すみません。なんでもありませんから。

[さらりと教師にはそう告げ、席についたものの。
授業の内容は上の空。

再び会えた喜びと、変わってしまった関係。
離れてしまった距離。

今更、昔の既知であることは誰にも伝えないまま。
周囲から見れば、優等生と素行不良の問題児。
用事がなければ会話を交わすことも稀な仲。
何故か二年生から授業に出てくるようになったその姿を、気づけばいつも目で追いながら――現在に至る。*]

(754) 2014/10/21(Tue) 22:27:52

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