― ベルサリス学館 ― シュビトを出て、各地の町や村に散ってくれ。 そして、俺たちの意思に賛同する人間を集めるんだ。[精力的に村々を回った手ごたえは感じていた。自分が立てば、ついて来てくれるものたちはいる。それだけのことをしてきた、という自負がある。] 南島中から同志を集めて力を糾合すれば、 十分に王府軍に対抗できる。 いいな。[しばらく時間は掛かったが、皆の賛同を得て頷く。]