人狼物語−薔薇の下国

263 修学旅行試験


皇 大河 タイガ

[振り向いた顔は、ありありと怪訝な空気を隠さず。
けれど期待を込めて、もう一度その音を口に乗せる。]


いろり、だろ。

[驚愕に動きが止まり。そして負感情に歪む表情。
伸びてきた手に胸倉を掴まれ引きずられるように立ち上がれば、ガタンッ、と机と椅子のぶつかる騒がしい音が響き渡った。
けれど、教室内の騒然とした声は遠い。

記憶の中の低かった目線は、今は同じ。
肌の色は少し焼けたか。それとも髪の色合いも乗じて濃く見えるだけか。
引き寄せられ、近くで見れば確かにそこに面影はあって。]

(752) 2014/10/21(Tue) 22:26:14

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