人狼物語−薔薇の下国

13 Chant 〜あなたを失い死を知った〜 SIDE:B


情報将校 ミヒャエル

ノトカー……

緑に覆われた草原、燕が春を告げる、うるわしのシュヴァルベ。
夏は海で泳ぎながら、秋は草紅葉を踏み、長い冬は暖炉の前で語り明かした日々。
そうして、死のように白く凍りついた冬の終わり、春一斉に萌えいずる草原をどこまでも友人達と馬で駆けた。

[ 胸元を探る。
いつの年だったか、バザールで探して見つけられなかったと話した金色の宝石を彼に貰った。
そのペンダントは古びた鎖に繋がれて、今も制服のした、鎖骨の前に下がっている。 ]

(751) 2013/06/14(Fri) 23:11:50

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