[扉を開ければ目に入るのは、お茶の用意>>745とナイフ片手に手を赤く染めるステファンの姿。それを見れば、さすがにいつも用意されていた、特性《自分用》紅茶の正体を知る] ……。何してる。[問いかけたのは、分かりきった答え。答えを聞くまでもないと返答は待たずに大またで近寄ると、自分より小柄な彼の手を乱暴に持ち上げ――血を滴らせる傷を口に含む。舌に触れるのは馴染みのあるあまい味]