軍艦より客船の方が好きだと言えば、 父上にはやはり娘だなと笑われた。[そう、不意に疑問を投げ掛けた理由を明かせば、年下の、まだ少年といえる年頃だったウェルシュはどんな顔をしていたか。 必要を理解しても、好きにはなれないな。と零した言葉が、人が立ち働く活気に紛れたのを覚えている*。]