…… 終わらせて、帝国との対等条約を結ぶ。 これが、この戦いの基本指針になるだろう。[完全にモルトガット帝国を退けられるとは思っていない。それ程に、かの帝国は強大なのだ。ゆえに完全に”すり潰され”る前に勝利を収め、戦いを終結させる。それより他にないとゲオルグは考えていた。] あの扶翼官殿なら、話も早そうだ。[脳裏にはあの時>>159の、ルートヴィヒの面影がある。語り終え、男は息を吐いた。目指す先の前には、未だ幾多の困難が立ち塞がって*いる*]