人狼物語−薔薇の下国

184 吸血鬼の共存試験


境界なき者 ステファン

― 教室 ― 

[男は窓から外を眺めたまま――…深い深い溜息を。
やがて、何かを振り切るように首を振り、視線は客人を迎えていたテーブルへと注がれる。]

 ……ダーフィトの方もそろそろ終わったかな。

[使用人を呼びつければ、客人用の混ぜ物入りのティーカップと、自分用の混ぜ物なしのティーカップを下げさせ、新しいものを用意するように言いつけて……]

 ―――――――― 
 
[送り出した生徒へと、声無き声を送ってみる。声なき声の使い方は教えたことはなかったのだけど、そのことはすっかり忘れてしまっていた。] 

(744) 2014/05/08(Thu) 10:45:55

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