人狼物語−薔薇の下国

389 ルー・ガルー戦記 8 〜海峡攻防戦〜


ウルケル海軍提督 ゲオルグ

― 回想 ―

 皇帝自身が出てくるというのは、ある意味僥倖だが。

[先日、タクマに向け語った言葉だ。]

 …いや。息の根を止める為じゃない。
 それよりも──…首筋に刃を突きつけるため、かな。

 俺の見るところ、モルトガット皇帝は一代の英雄だ。
 力と自信に溢れ、己の正義のために動いている。
 敗者や元敵対者でも己の正義を認めるものには寛大──…
 恐らくは、彼自身の認める者に対してそうだということだろう。

(743) 2015/11/06(Fri) 01:42:42

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