人狼物語−薔薇の下国

312 ルー・ガルー戦記 7 〜攘夷/開国篇


貴族 ソマリ

 …恵み…恵みか、悪くない表現だ。

 そうだ。格言にはこうある、『情けは己が為に』。
 いつか風の水の様に巡り還る恵みの為に、他者を助けるのは決して悪い事ではない。

 尤も、私と君の思想がどこまで繋がるかは果たして知れん。
 違えた時は違えた時。そう割り切るしかないのもまた摂理。

 だが、私達の関係は、やがてその足を揃えられる物だとは考えるのだ。

[若い。男と対照的な、青年の邪気の無い瞳を眺めてそう感じる。
静けさの中で紡がれる声は柔らかく、悪意を持てば容易く手折れそうにも]

(742) 2015/03/10(Tue) 02:11:56

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