― 3年ちょい後のリエヴルさんち ―
ま、そりゃそうだろうなー。
お前さん優秀だし、ここに来る前に公国のニコラス伯と会ってるくらい知ってるだろうし。
[それなりの証を>>702という言葉に、さらっと頷く。
実際には公国に情報を流す契約をしてきたのだが、表向きは仕官を断りに行った、ということになっているもの。
公国に若手有力者と会っている事はすでに知られているだろうし、ここで隠しておくメリットはないから、自分から吐露する]
公国の要人、な。
ああ構わんよ、それくらいの仕事は当然だろ。
手の者なー……別に構わんけど、足引っ張る人材だけは勘弁な。
[公国側にも、情報を流す条件として、きちんと帝国の信頼を得るために多少は公国側に害を与える事になることは伝えてある。
そもそも要人のひとりやふたりや10人や20人くらい暗殺された程度で傾くような国なら、こちらから見切りをつける**]