[ 正面から対峙して、視線を交わした、その口元に笑みを浮かべながら、先に動いたのはゲオルグだ ]宴の手配をするのは...[ 開始の合図代わりに飛んで来た宣言めいた言葉に目を細めながら、左手から叩き付けられようとする戦斧を、避けるではなく、左に踏み込んで、両手で握ったタルワールの柄頭に近い部分で受け止める。ガッと鋼同士がぶつかり合う硬い音が響く ]副官の役目ですから![ 衝撃に痺れる腕を気合で動かし、戦斧を押し返すようにしながら、背後へと一度飛び下がり、間を空ける ]