[滅多にこない筆不精な師匠から手紙と焼き菓子が届く頃>>414。美味い珈琲が飲みたい、とベリアンに要求して知っている店につれて行かせた。珈琲豆を買い、懐かしい焼き菓子を片手に、のんびりと過ごす贅沢な時間。多くを話すことはない。互いの間に珈琲の香を置いて、ゆるり味わう秋の午後。懐かしい褐色の肌は、珈琲の匂い。けれど戦場では、最早血の匂いしか…――しない*]