……ウルケル海軍少尉、シュテルン・シエル![シエル、は今は亡き養父母との唯一の繋がり。新しい名前なんだよ、と笑ってそれを教えた時の事は、幼馴染の表情共々あかい色の向こう側] 人を誰だという、君こそ一体誰なんですか![返した問いは苛立ち混じり。過去に後ろ髪を引かれぬように、と、しっぽを切ったはずなのに。ないはずのそれが、振り返れ、と引かれている様な心地を感じつつ。至近近接の期を逃すまい、と掃射を返しつつ、虹《アルカンシエル》の機首を上へと向けた。**]