― 執務室・出撃前(レナトと) ―ああ。お気遣いありがとう。ま、身体には自信がある。あれくらいの長旅なんてことないさ。[頑健を誇る肉体は、学生時代よりも更に鍛えあげられていた]ん?甘味……?[そういえば彼との書簡のやり取りで、エルンストに勧められた通り甘味を取るのが習慣になっていると書いたことがあったが、それで気を効かせてくれたのだろうか。手を伸ばして小さな箱を受け取って]