人狼物語−薔薇の下国

312 ルー・ガルー戦記 7 〜攘夷/開国篇


騎士団 隊長 フィオン

― →シュビト郊外―

――あぁ。
それでは、また。

[>>685向けられた言葉には頷いてみせ、栗毛の愛馬に跨って騎乗の人となる。
堂々と隊列を保って進む姿は傍目にはまるでシュビトの集会を鎮圧し果せたかのように見えるが、蓋を開ければ南方の貴族達の兵らは多くの犠牲を出した上に、将を亡くしている。
――結果的に将や兵を失った分、損害は鎮圧軍の方が多い。

それでも急いで出ようとしないのは、相手に無様な姿を見せぬ為。
騎士団はこれしきの事では揺らがぬのだと、彼らに見せる為。

前方は女とレオンハルトが率い、副官を後陣に付けた形でシュビトから出ながら報告を聞く。
やがて、前方に巫女姫を奉じる親征軍の布陣が見えた。
予想よりも早い到着に僅かに目を瞠る。]

(722) 2015/03/10(Tue) 01:32:42

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