羊飼い カタリナ

　『ぺちぺちぺちぺち
　　つんつんつんつん』

［　じゃれ合っていたらレジーナさんの声が届く>>678
　　『ごめんなさい！』と慌てて奥に声を張り上げると　　　
　　その時にはもうリーザはお仕事モードに戻り、
　　私はそれを邪魔しないように
　　入り口にある小さな椅子に腰掛け眺めていた。］

　そっかー　変わってないかー
　��働かざる者食うべからず�≠ﾈのにあんにゃろめ…

　じゃあディーさんも相変わらずなのかな？
　みんなオットーさんくらい真面目にすればいいのにね

［　てきぱきと手続きをするリーザの背中に声がける。
　　先程の天真爛漫さが鳴りを潜め少しだけ大人びても
　　見えて、ちょっと新鮮

　　…思えば彼女には本当によく引っ張り回された。
　　目を離した瞬間にはもう駆け出しているような子で
　　慌てて追いかけたり、時には引きづられもした。

　　それが嫌だったということはない。
　　むしろ救われたのだと今なら思える。　］