[少女は終わるその時まで歌っていた。閉ざされた窓が開いて、部屋の中へ雪が舞い込んで来た。花のように廻って少女を冷たい腕で包む。わたしが消えたら悲しいと言っていた神父。]リーザは、貴方の娘でいたかった。あなたをひとりぼっちにしてしまって、ごめんなさい。[神父が少女を見つけた時、雪に攫われて少女は消えてしまう。**]