それと、もう一つ白状しなければならない。この手紙に添えられているのは通信石だ。もう一つはリエヴルのところにあるが、彼の声を聴きたいと一瞬でも思ってしまったことがものすごく罪に思えて。彼に別れを告げて、それ以降は通信をしていない。それを信じるかどうかはお前に任せる――。 お前の友人 トルステン・フォン・ラウツェニング