―回想:士官学校の頃―[窓から身を乗り出し、手を伸ばして隣の窓へ。軽く拳を握ったら、こんこん…と2回。そうしてしばらく待つ]よっ。ディーク先輩、コンバンハ。[合図の通り開いた窓>>0:673と、その奥から己と同じように顔を出してきた隣人に、にっと人懐っこい笑みを投げた]食堂から夜食のまんじゅう貰ってきましたから。[東洋の味を模した試作品らしく、売り物にならないからと少しおまけをしてくれた。だから数は十分にある。此方の部屋の分と、隣部屋の分と]