[神父が視る者だと分かった今、少女は夢の綻びに気付いてしまった。少女は胸に抱いた小鳥に話しかける。もしも、もしも、ジムゾンがわたしを見つけたらリーザは消えてしまう。ピッピ、お前を連れていけなくてごめんね。きっと何も残らないわたしの代わりにカタリナがお前を埋めてくれると思うの。あの時、言えなかった言葉を伝えられなかったのが悔やまれるけれども。]