人狼物語−薔薇の下国

184 吸血鬼の共存試験


息女 アイリ

[書状をしたためようとする素振りに、これにて遣いは済んだと知る。
社交には欠かせぬ儀の一つとはいえ、ダンスの教授を請えとは、
趣旨を鑑みれば妙だとは思ったが>>687
仮初の主は、不必要に嘘を吐くよりは無言を選ぶだろうと
判じていた。自分の見立ては、どうやら見当違いだったらしい。
速やかに認識を削除、上書きのち、傍線を引き]

 ――……、

[生まれながらの王者然とした様を目の当たりにしていると、
独りの時よりなお多く、繰り返される問い。
彼であれば、造作なく答えを下すのかも知れない。
――けれど、自分は彼ではない。
形に成り切らない言葉を、敢えて口にはせず]

 ……また、閣下にお目通りできる栄を賜れましたら。
 幸いに存じます。

[静かにそう言い添えて、主への書状を御願いする]

(705) 2014/05/08(Thu) 01:16:17

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