人狼物語−薔薇の下国

263 修学旅行試験


3年D組・図書委員 天倉優護 ヴェルナー

―高台寺―

[拝観料250円を2人分支払って、足元を照らす灯りに導かれるように順路に従い境内を歩く。
ライトに照らし出されて暗闇に浮かぶ建立物は、幻想的で別世界のような空気を纏っている。]

昼間は本当にごめん……。
あの後、クラスの奴らに何か言われなかったか?

[カメラにその数々を収めながら中門をくぐり。
闇に浮かぶ紅葉の木々を、鏡のように映し出す臥龍池を眺めながら。やっと口を開く。
紅葉が赤く色づくには、まだ少し早いようだ。]

恥かかせるつもりは、なかったんだ……。
ただ…、

お前に触れていたくて…。


[小さな小さな、声。]

(702) 2014/10/21(Tue) 20:31:06

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