<b>―2年前・開戦直後―<b>[はじまった。そう呟くディーク>>496の声に頷く。フェルゼンベルク襲撃から{2}日後のことだった]ああ……。止められなかった……。[苦渋に満ちた声。開戦派を止められなかったことだけじゃなく、祖父の暗殺を止められなかったこと。それは未だに心に暗い影を落としていた]