手加減はなし。勝負はどちらかが負けを認めるまで。で、いいな?[そして今。潮風に吹かれながら二人の男が対峙する。非公式の手合わせだ。ここ《船上》なら陸の、やかましい者共の目も届くまい。踏み慣れた甲板を踏みしめて、斧をずしりと足元に立て男は笑う。]部下に酒を奢るのは……、[口にしながらその戦斧を両手で持ち上げて構えを取り、相手の構えを認めて口角を上げ、] 艦長の、役目だからな!![行くぞとの声掛けの代わりに口にして。足を踏み込み、挨拶代わりにぶんと左手から*薙ぎ払った*]