[元より身分だの何だのに拘る性分ではない。だからこそ、旧知の間柄であるソマリがそのような態度でいることも、気にもしていなかった。むしろ、貴族社会において珍しく本音で話を出来る貴重な相手ともなるのだが。…………そんなことは、いまだ自分では認められない。*]