[カレルが下がった後。静かになった執務室で、一人、地図を睨んだ。ダーフィトからの報告と、ジェフロイの話と。知る限りの手勢と、それにより対処出来るであろう策を考える。そして、味方の主立った将校の名を連ねたリストを手にし、布陣を考え――…そこで、一つの名に目をとめた。] ノトカー・ラムスドルフ……。[懐かしい名である。だが、最近では軍人としての功でその名を聞くことが増えた。]