[その瞳に害しようとする類のものではなく好奇の色を感じられれば、ここで手荒に扱うのは得策ではないと判じる。]
…失礼した。
我々は王国の騎士団。
彼らは知っているかもしれないが、我々を案内してくれるシルビエの民兵だ。
騎士団はナミュール国の治安維持の為に各地を回っている。
これからそのウェントゥスの地に向かう心算なのだが。
[そこで言葉を一度止めて]
――…確かに此処は難所のようだな。
今後も巡視に訪れる事になるかと思うが、肝に銘じておこう。
[警告に従わない上、今後も訪れると告げる者に対して相手はどう出るか。
ウェントゥスの民をじっと見つめる。*]