― 談話室→307号室 ―[異論がなければ女は無言でそのまま談話室をあとにする。自室に戻り、死んだあとシモンに託すと告げた銃を取り出して。これから使うことになるだろう武器の整備を念入りに始める] ああ、いかんな。 火薬が少し湿気っている。 気づかなければ暴発するところだったな。[薬莢の中の火薬を取り出すテーブルの隅で、ランタンの火がゆらゆらと、揺れる―――**]