[胸に去来するのはひとつの疑問。抱いてはいけない疑問だ。戦場では持ってはならない疑問であろう。だから封じて、自分なりの理由をもってきたというのに。 ──── 何故、何のために戦うのか、と。戦争を引き起こした男を前に、明かされたあまりにも独り善がりな陰謀を前に思う]