人狼物語−薔薇の下国

13 Chant 〜あなたを失い死を知った〜 SIDE:B


帝国軍大尉 カレル

もしも、閣下が公国の凶弾に斃れることがあったら、
……帝国は負けるかな。

[だとしたら、見送った自分の責が問われるだろうか。
 問う者もいなくなるかもしれないけれど。]

…せんせいが一緒なら、万が一もない、か。

[浮かんだ疑問の手前で否定材料を見つけ、自嘲ぎみに笑う。
 撫でられた髪>>299 に手をやって、視線を遠くした。]

せんせいが、危なくなければ、だけど。

[昔から得体の知れないところがある人だったけれど、
 今は底知れないものになっている。
 笑みを浮かべない目を思い出して、ひとつ喉を鳴らした。
 撫でられて心が竦んだのを、見透かされはしなかっただろうか。]

(676) 2013/06/14(Fri) 18:29:17

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