……そして、これは僕からもう一度。 あの時、手を離してしまって……ごめんね。 寂しい思いをさせて、ごめんね。 ……立派に成長した君と会えて、嬉しかったよ。 僕は、君が再び目覚めて、もう一度話が出来る日が 来るのを楽しみに待っているから。 それまで、少しの間お休み……。 スルト……いや、ゲオルグ君。 [ 目を眇め、暫しの眠りに就く前の彼に別れの挨拶を。 かつて過去に会い、保護した少年へ。 多くの感謝と、未来への約束を交わして。]*