人狼物語−薔薇の下国

184 吸血鬼の共存試験


息女 アイリ

[今とて眼前の王者の何を知る訳ではないが、
その風格と身分は一致していたらしく>>658]

 寡聞を何卒ご容赦下さい、マスター・アハド。

[名を刻むように、今ひとたび丁寧に唇に乗せる]

 ……身に余るお言葉です。

[掛けられた呼称には、そっと囁きを返す。
下された問いは、不意を突くもの]
 
 ――…畏れながら、若輩者の私が易々とお答えして
 良いことではないかと存じます。
 あいにくと、答えも持ち合わせておりません。

 ですが。…考え続けることは、お約束致します。

[答えを出せない問いは身の内にもある。問うべき人々は既に無い。
統べる者として在る吸血鬼を前に、頭の片隅でまた思う]

(672) 2014/05/08(Thu) 00:01:12

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