カーク・フォン・バウムガルテンか…。[先に聞いた名を思い返す。第5補給部隊隊長の名だ。そして──…かつての隣人の名前でもある]…。[胸元から木製の手鏡を引っ張り出した。そんなものかな、と思って自らを少し映してみる]