― パーティ・花火 ―[>>444 屋内ホールの灯りが落とされる。 火薬の匂いに、天井に広がる大輪の幻の花] ……わかっているじゃないか。 うまい科器と魔器の組み合わせだ。 企画したのは……そうか、寮生たちか。 ああいうものを自分で仕込めるようになっているとは、教育者冥利につきる。[上機嫌でにこにこである。 こうして楽しい夜は終り――]