人狼物語−薔薇の下国

65 ルー・ガルー OROCHI


帝国武官 ギィ

― 礼拝堂 ―

[黒狼ヴォルフの体に剣突き立てたまま、崩れ落ちるジークムント。
その顔の白さに、胸に痛みが差す。
去りゆく間際、彼の唇に浮かんだ笑みにも、同様に。]


  ――― また。


[空間を跳ぶまえに唇に乗せた言葉は、彼の耳に届いたか。
ほんのりと浮かんだ笑みは無意識の産物。
なぜ、こんな―――
浮かんだ疑問は、なにかの力によって押し込められた。]

(668) 2013/09/24(Tue) 18:23:57

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