ふふふ。 ディークが君ほど知りたがりでないといいんだけど。 トールをどきまぎさせてあげるといい。[共犯者めいた笑みで、ティーポットを取り上げ、もう一杯いかが?と勧めた。その後は、一度席を立ち、] 今、君の主へ礼状を書くから少し待っていてくれるかな。[先ほどディークに持たせる書状を書く時に取り寄せた羊皮紙に、羽根ペンでさらさらと数行の文章を書き付ける。礼状の枠を離れた奔放な内容は、若い血族の不死の心臓さえ躍らせるかも知れないが、まあそれはそれとして。]